4 11月

「明日に生きる一本の希望の矢を放つ」

「個」としての私の人生。明日はわからない。「明日」は、「明日」にゆだねるしか、術がないのか。
「明日」を心配しても、「今」に生きる積極的な人生の標的にはならない。「今」という瞬時に過ぎ去ろうとする時の刻みを超えるカイロスの中心にある一点の標的に向かって、言い換えるならば、人間世界の歳月の刻みの流れの中にあって、“望”のぞみ、“希”まれにしかない一本の特別に選ばれし希望(=希+望)の矢を一点に集中して、放つカイロスを祈る朝。